Green Ocean

海上ファーム
「グリーンオーシャン」

環境と一体になるライフスタイルの大きなヒントは施設農園にあります。農業者は初期トレーニングで施設農園内で寝泊まりします。これは自分が寝る時に温度や湿度が不快であれば、野菜にとっても不快な環境であるので調整する必要があり、その感覚を身に付けるためです。つまり植物にとってのより良い環境と人間にとってのより良い環境は一緒なのです。N-ARKは人の生活と自然環境と多様な生物が一体となった海上建築と耐塩性技術を融合させ、気候変動時代をより良く生きる事ができる世界を創っていきます。その第一歩が海上ファームである「グリーンオーシャン」のプロトタイピングなのです。

耐塩建築技術

グリーンオーシャンを沿岸部に浮かべると、海の上下空間に二つのグリーンを生み出します。海上には塩性農業技術を活用し、食糧生産を目的としたファームが生み出すグリーン。もう一つは海面下の藻類等の栽培によって海中環境改善を目的としたグリーン。建材は間伐材を使用し、木材ジョイントは耐塩性を考慮したカーボンジョイントを採用予定。浮体設備には、特殊塗膜による浮力を増加を想定しています。特徴的な屋根の形状は、雨水を効率的に取り込むためです。雨水と海水を混ぜ合わせる事でph調整と稀釈率調整を行い、塩性農業の肥料となります。室内温度は、気温が安定している冷たい海水を利用し、ファーム内の空調として利用する循環的なシステム環境する事で、グリーンオーシャンは「地球の絆創膏」の様な役割を持ちます。

Details

海水農業の基礎技術「モイスカルチャー」

海水農業は、アルカリ性の海水と酸性の雨水を混ぜ合わせ中和し、品種に合わせて多様な種類の根を育成する事で地中と空中の水分と養分が吸収出来る特殊な栽培をします。その結果、海水に含まめるミネラルと栄養素を活用できる機能性野菜に成長します。※共同特許申請予定。
海水農業技術を研究開発するパートナースタートアップ「カルティベラ」は、三重県で10000㎡まで拡大している農業法人「ポモナファーム」で栽培、販売、運営もしています。その基礎技術となっているのが湿度管理で栽培する技術「モイスカルチャー」。5mm程の特殊繊維で自然の土壌の表層約15cmを再現する技術で、特殊繊維によって水を水分気化し、植物に水分枯渇ストレスをかけながら育てる事で、糖度やビタミンが強化された野菜を栽培する事ができます。モイスカルチャーで使用する水は従来の灌漑農法の10分の1で済み、水が豊富でない土地でも応用可能な栽培技術です。

海水農業への応用

海水農業はモイスカルチャー技術を応用した新技術です。アルカリ性の海水と酸性の雨水を混ぜ合わせ中和し、品種に合わせて多様な種類の根を育成することで地中と空中の水分と養分が吸収出来る様に特殊な栽培をします。その結果、海水に含まめるミネラルと栄養素を活用できる機能性野菜に成長します。
※共同特許申請予定

  1. 1.アルカリ性の海水と酸性の雨水を混ぜ合わせ中和します
  2. 2.品種に合わせて多様な種類の根を育成することで、地中と空中の水分と養分が吸収出来る様になります
  3. 3.結果、海水に含まめるミネラルと栄養素を活用できる機能性野菜になります

海中環境改善

植物プランクトンや海藻の光合成による基礎生産は浅い海(干潟・磯・浜)で生態系を循環させていますが、環境悪化によりこの基礎生産量が減少し、漁業にも影響を与えています。グリーンオーシャン海面下で藻類などを栽培し、海中環境改善をしていきます。
※構想段階

Extension

海上ファームの拡大が自律的なエコシステムを強化し、n倍していく事で様々な機能を獲得し課題に対して柔軟に対応する事ができます。

Partnerships

カルティベラ

三重県多気町に10,000平米の農業法人ポモナファームを運営する豊永翔平のアグリテックR&D会社。海水農業技術と作物種類開発を担当する。

参照記事

豊永翔平

1989年愛知県生まれ。早稲田大学考古学研究室にてカンボジアの遺跡発掘、景観・文化保存の活動に携わる。その際、アジア各国で目にした文化遺産の周りに起こる環境破壊や、産業の欠如から起こる若者の都市への一極集中に疑問を覚え、地域の基盤産業を作るべく環境保全と両立する農産業の可能性を探る。2016年にCultivera LLCを設立。独自特許技術のMoiscultureをプラットフォームに様々な農業技術の研究開発を行いながら、自身でも三重県多気町にて農業法人PomonaFarmの運営を行っている。

S=1/50 断面図
S=1/50 断面図
S=1/50 平面図
S=1/50 平面図
S=1/100 断面図
S=1/100 断面図
S=1/200 平面図、断面図、立面図
S=1/200 平面図、断面図、立面図
S=1/50 断面図 B案
S=1/50 断面図 B案